七田式とはどんな教育法なのか
七田式の講師を目指すなら、まず教育法そのものを知っておく必要があります。塾講師のアルバイトとは指導の中身も対象年齢も違うため、入口の理解が仕事選びを左右します。ここでは考え方と教室の雰囲気を整理します。
七田眞が提唱した右脳教育の考え方
七田式は、七田眞さんが提唱した右脳教育を土台にしています。幼児期の脳は吸収力が高いという考えのもと、イメージ力や記憶力、直感力を伸ばすことを大切にします。知識を詰め込むのではなく、子どもが楽しみながら力を引き出せるように関わるのが特徴です。
個別指導のトライや明光義塾のような学習塾が教科の理解を重視するのに対し、七田式は能力の土台づくりに重きを置きます。
七田チャイルドアカデミーのレッスン内容
代表的な教室が七田チャイルドアカデミーです。レッスンでは、フラッシュカード、呼吸法、イメージトレーニングなどを組み合わせます。
短い時間で次々と活動が変わるため、子どもが飽きにくい流れになっています。講師は教える人というより、子どもの反応を見ながら場をつくる進行役に近い立場です。
対象年齢と保護者との関わり方
対象は主に乳幼児から小学生までで、保護者と一緒に通う教室も多くあります。そのため、子どもだけでなく保護者へのフォローも大切な役目です。家庭での接し方や声かけを伝える場面があり、教育アドバイザーに近い力が求められます。
七田式講師の仕事内容
七田式の講師は、レッスンを担当するだけの仕事ではありません。準備から保護者対応、教室運営まで幅広く関わります。主な業務を順に見ていきます。
レッスンの準備と進行
レッスンの前には、カードや教材の準備、当日の流れの確認を行います。本番では子どもの表情や集中の度合いを見て、活動の順番や声のトーンを調整します。決まった型はありますが、目の前の子に合わせる柔軟さも欠かせません。
保護者への説明と面談
保護者から「家で何をすればいいですか」と聞かれる場面は少なくありません。レッスンの狙いを分かりやすく伝え、家庭で続けられる関わり方を提案します。説明が丁寧だと、保護者の安心感が高まり、教室への信頼にもつながります。
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教室運営に関わる業務
教室によっては、体験会の案内、問い合わせ対応、教室の環境づくりも講師の仕事に含まれます。主な業務は次のとおりです。
- 体験レッスンの案内と運営
- 会員への連絡と日程調整
- 教材や教室の環境整備
こうした業務の幅は教室ごとに差があります。応募前に、どこまでが講師の担当かを確認しておくと、入ってからの食い違いを防げます。
塾講師との違いを比べてみる
塾講師の経験がある人や、これから塾講師のアルバイトを始める人にとって、七田式との違いは気になる点です。対象、授業の組み立て、働き方の3つで比べます。
指導する対象と目的の違い
早稲田アカデミーや東京個別指導学院などの塾では、小中高生に教科を教え、成績アップや志望校合格を目指します。七田式は幼児から小学生が中心で、能力の土台づくりが目的です。ゴールが点数ではなく、子どもの成長そのものにある点が大きな違いです。
| 比較項目 | 塾講師 | 七田式講師 |
|---|---|---|
| 主な対象 | 小学生から高校生 | 乳幼児から小学生 |
| 目的 | 成績向上と受験対策 | 右脳の力と土台づくり |
| 保護者との関係 | 面談が中心 | 同席やフォローが多い |
表のとおり、同じ教育の仕事でも向き合う相手と目指す先が違います。自分がどちらに魅力を感じるかが、選ぶ基準になります。
授業の組み立て方の違い
塾では、小学算数の分数や中学数学の一次関数のように、単元ごとに理解を積み上げる授業を組み立てます。七田式は、カードや呼吸法を使った短い活動をテンポよく重ねます。解説する力より、子どもの意欲を引き出す声かけや場づくりの力が求められます。
働き方や収入の考え方の違い
塾講師のアルバイトは、授業のコマ数に応じて時給で働くのが一般的です。七田式は教室ごとに契約や運営の形が異なり、雇用か教室の運営かで働き方が変わります。条件は教室によって差があるため、公式の募集情報や説明会で確認してください。
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七田式講師を目指す人が準備すること
七田式の講師に興味が出たら、今のうちにできる準備があります。経験の積み方、学べる場所、応募前の確認点を紹介します。
塾講師のアルバイトで経験を積む
子どもと向き合う経験は、そのまま七田式でも活きます。個別指導の塾で説明する力や子どもの反応を読む力を磨いておくと、保護者対応にも自信が持てます。小さな成功体験を重ねた子の変化を見られることも、のちの大きな財産です。
大学で学べる分野を知っておく
幼児教育や児童心理を学べる大学の学部は、七田式の仕事と相性が良い分野です。たとえば東京学芸大学、筑波大学、玉川大学の教育学系の学部では、発達や学習の理論に触れられます。資格が必須とは限りませんが、学びの背景があると保護者への説明に説得力が出ます。
応募前に確認したいポイント
応募する前に、次の点を確認しておくと安心です。
- 教室の運営形態と契約の種類
- 研修の有無と内容
- 担当する年齢層と業務の範囲
どれも入ってから変えにくい条件です。気になる点は、見学や体験を通じて直接たずねると、納得して選べます。
